こんにちわ。
自律神経失調症になった私がパニック障害を併発し、
共に生きていく決心をするまでのお話です。
この病気は完治するのは難しいかも知れませんが、
受け入れていくこと、理解することで発作が出にくくなることは可能だと思います。
この記事がパニック障害で悩んでらっしゃる方の少しでもお力になれればと思います。
パニック障害とは
パニック障害(パニック症とも呼ばれます)はパニック発作が繰り返し起きることで、
将来の発作に対して過度の不安(予期不安)を覚えるようになったり、
発作が起きそうな状況を回避するための行動変化がみられたりします。
パニック発作では動機、呼吸がしにくい、めまい、吐き気、など心身に様々な症状が起こります。
私がパニック障害になった経緯
私は完璧主義で、人の目をすごく気にするんですよね。
要は自分の気持ちより人の気持ち。
側から見れば愛想のいい元気そうな人に見えるかも知れない。
でも本当は偽りの自分で頑張って笑っていたりして人の何倍も疲れていたりする。
全然気が巡ってないんですよね。
ヘアメイクの仕事もまさに自分よりモデル、気を遣えてなんぼ!みたいなお仕事ですから、
家事や育児と重なると180パーセントのエネルギーを毎日使い切っているようでした。
そんなある日、夜中にすごい頻脈と体に力が入らない脱力感で目が覚めました。
死んでしまう!!
恐怖ですぐに夫に救急に連れて行ってもらいました。
その時血圧もとんでもなく高く、心電図や血液検査、CTまで検査してもらいましたが異常なしです。
その時は病院に行ったことで気持ちが落ち着き帰宅しました。
しかしその後も度重なる深夜の発作、リラックスしようと行った散歩先での発作で救急搬送。
もうこの頃には仕事もスーパーも、お風呂や電動歯ブラシ、料理や食事、
ありとあらゆる全ての行動が発作の原因になるのではないかとなっていきました。
誰かに迷惑をかけてしまうことがとても怖かったです。
そして自律神経失調症も併発していましたので、それはそれは様々な症状が体に出ていました。
▼その時のことも記事にしています▼
そして私はどんどん疲弊していき、体重も減り、自信をなくしていきました。
抑うつも併発していたんだと思います。
この頃ようやく救急病院で紹介していただいた心療内科に通い始めました。
自分で心療内科を探す余力などなかったので、
この時紹介してくださった先生には本当に感謝しかないです。
パニック障害の症状
- 動機、頻脈、不整脈
- 意識が遠くなる感じ
- ホットフラッシュ
- 手足が冷える
高血圧
- 手足、頭の痺れ
- みぞおちをギューっと握られる感覚
- 後頭部とおでこの過緊張
- 背骨が鉄の棒のようになって背中が張る
- 吐き気
- 呼吸ができない
パニック障害の症状は人により様々なので一概にこれだけではありません。
私の場合はこんな感じでしたが毎回症状は様々でした。
伝わりにくい症状を詳しく解説
みぞおちをギューっと握られる感覚
この症状は痛いというよりはみぞおちに圧がかかっていき苦しく呼吸がしにくい感じになります。
みぞおちに丸いテニスボールがあるみたいです。
後頭部とおでこの過緊張
この症状は頭皮は柔らかいのに、おでこと後頭部(耳の周り)がカチカチになります。
そのまま症状が進むと眼精疲労や偏頭痛が症状が出てきます。
まるで頭全体が鉄の塊のように硬くなったように感じます。
背骨が鉄の棒のようになって背中が張る
この症状は背骨が鉄の棒のようになりどの姿勢が楽なのかわからなくなります。
リラックスできないので呼吸もしづらく、寝ている時も緊張が続きます。
そのため不眠や、中途覚醒が起こります。
エアコンの効いた場所や、
寒い季節に首の後ろが極端に冷えた時に出現するように感じます。
治療と対処法
病院に通院するようになった頃は何もできなかったので実家に帰りました。
薬だけはしっかり飲んで何にもしませんでした。
家事も育児も仕事も、スマホもテレビも考えることも本当に何も。
そうすると私の場合は3週間後には症状がほとんど出なくなっていました。
そして徐々に本来の自分を取り戻していきました。
この時1番大事なのは本当に何にもしないことです。
また何かしたいと思えるまで何もしないことです。
そして薬をちゃんと飲むことです。抵抗があっても必要な時はありますね。
実は私も症状が軽くなった時に薬を辞めてしまったことがあるのですが、
何日かすると症状が戻ってくるんですよね。
そこはしっかりと先生と話し合って決めていきましょう。
ですが薬自体は病気を完治させるものではありませんから、
しっかりとこの病気の本質に向き合っていくことが快方への近道になります。
▼こちらで対策の方法も載せています▼
まとめ
パニック障害は完治は難しい病気です。
しかし薬を飲んでしっかりと休息を取ることでかなり症状は抑えられると思います。
この病気は限界なのに頑張りすぎた結果、
体が何らかの形でSOSを出してくれた救済処置のようなもの。
今までの自分の生き方を見直す時期なのかも知れません。
それは仕事もですし、家族や自分との付き合い方かも知れません。
私もまだ何らかのきっかけで発作も起きますし、不安に駆られることもあります。
でもまた無理しちゃったな^^;と俯瞰して見られるようになりました。
最終的にはパニックも友達になれたらいいですよね^^
せっかく立ち止まる機会をもらえたのですから、
これを機に今まで頑張ってきた自分をこれでもかと労ってあげましょう^^
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